インテリアとして人気の観葉植物、よーく見ると葉っぱにホコリがたまってた...ということはありませんか?観葉植物も家具や床同様、部屋に置いていると汚れるだけでなく、呼吸しているためホコリなどが吸着しやすい傾向があります。観葉植物の葉っぱのお手入れ方法をマスターして、気持ちよく育てましょう。
観葉植物の葉っぱにたまったホコリをキレイに!
観葉植物の葉っぱをきれいに保つことは、見た目が美しいだけでなく、植物が元気に育つためにも必要なことです。 植物は葉っぱを通して二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する呼吸を行っています。また、表面から水分を蒸散させるので、汚れがたまってしまうと呼吸がしにくくなってしまいます。ホコリだけでなく、たばこのヤニも葉っぱに汚れとしてついてし まいます。 こうしたことからも、葉っぱはいつもキレイな状態にしたいものです。
観葉植物の汚れた葉っぱ、基本のお手入れ方法は?
葉っぱが汚れてしまったら、どのようにお手入れすればよいでしょうか。暖かい時期と寒い時期ではお手入れの方法が違いますの で、それぞれ紹介します。
暖かい時期のお手入れ方法
春から夏の暖かい時期では、観葉植物をお庭やベランダに置いて、丁寧にシャワーをかけてあげることで葉っぱの汚れを 落とすことができます。
寒い時期のお手入れ方法
観葉植物は寒さが苦手なものが多く、秋から冬の寒い時期ではシャワーで葉っぱの汚れを落とすのには不向きな時期です。 水で湿らせたティッシュなどを使って、一枚ずつ丁寧にふき取りましょう。
観葉植物の葉っぱをキレイにする方法
葉っぱを拭く、といっても色々な方法があります。一般的な水ぶきから、ビールや牛乳を使った一見ユニークな方法まで、それぞ れの効果をご紹介します。 葉っぱの状態を確認しながらお掃除してあげましょう。
一番キレイになる「水拭き」
一般的な方法は水ぶきです。ティッシュやキッチンペーパー、コットンなどを湿らせて、葉っぱを1枚ずつ丁寧に拭き取ります。弱っている植物や、葉っぱが薄いもの、細かなものにはこの方法がよさそうです。
軍手でキレイに!オススメの「乾拭き」
観葉植物がたくさんあって拭くのが大変!という方には、軍手を使ってのお掃除がオススメです。 軍手を使う事で葉っぱの細かい部分まで拭けますし、力加減もわかりやすいでしょう。両手で作業すれば、ティッシュなどを使って行うよりも短時間ですみます。 軍手を少し湿らせて水拭きするのもよさそうです。
ビールや牛乳で葉っぱがツヤピカに!?
珍しい方法では、2~3倍に薄めた牛乳や、飲み残したビールで葉っぱの表面を拭くと、たんぱく質が皮膜となってツヤを 出してくれるといわれています。 葉っぱに輝きが欲しい時はぜひチャレンジしてみてください。葉っぱの呼吸を邪魔しないように、表面だけ拭くのがポイントです。
葉っぱの裏側も忘れずにキレイにしよう
忘れがちですが、葉っぱの裏側も一緒に拭きましょう。害虫予防の効果があります。もし害虫がついてしまっていたら、完全にふき取るか駆除剤を使ってすぐに対処しましょう。
茂りすぎたり枯れた葉っぱのお手入れは?
葉っぱのお手入れをするときは、拭くだけでなく、増えすぎた葉っぱや、枯れた葉っぱのお手入れも一緒にしましょう。伸び放題 にすると形が崩れてきてしまいますし、光がうまく当たらない葉は枯れてしまいます。
枯れた葉のお手入れ方法
葉っぱ全体が枯れてしまった場合は、根元からカットしましょう。残念ながら、一度枯れてしまった葉がもとに戻ることはありません。 葉っぱの先だけ枯れてしまった場合は、一回り小さくするように枯れた部分をカットすると見栄えがいいでしょう。
茂りすぎた葉のお手入れ方法
生長が早い植物では、葉っぱがたくさん生い茂ってしまうことがあります。見た目も暑苦しくなってしまいますし、光が当たらな い葉っぱは枯れてしまいますので飛び出している部分をカットして形を整えましょう。
成長しすぎた葉のお手入れ方法
生長しすぎて大きくなってしまった場合は、思い切ってカットしましょう。植物の生長期である春から夏にかけて行います。 まず、植物が新たな芽を出しやすい品種か確認します。ヤシなど枝がわかれない品種はバッサリ切り落とすというわけにはいきませんので注意が必要です。 理想とする大きさの2割くらい小さめに枝や葉っぱをカットします。
下の方の葉がなくなってきたときのお手入れ方法
植物の生長に従って、幹の下の方には葉が茂らなくなります。この部分をどうにかしたい場合は、幹に切れ込みを入れて薬剤を塗 り、新芽を出すのを促す方法もありますが、少し難しいかもしれません。 葉っぱのないさみしい雰囲気が気になる方は、ワイヤープランツなどを使って緑を添えてあげましょう。
まとめ
ホコリなんてそんなにない!と思っている場所でも、気づけば葉っぱにはホコリがたくさんたまっているものです。毎日でなくと も、水やりの際などのに葉っぱの状態をチェックする習慣を身につけましょう。
軍手やリーフブラシを使ってのお手入れもできますが、ティッシュと水があれば十分に汚れを落とすことができます。まずはそっ と葉っぱを撫でてみて、どれだけ汚れがたまっているか確認してみましょう。