「観葉植物を枯らしてしまった」という経験は誰にでもあるもの。完全に観葉植物が枯れてしまっていたら、残念ですが早めの処分を心がけましょう。また枯れてしまった観葉植物をよく観察し、少しでも元気な部分があるのであれば復活させることができるかもしれません。今回は適切な観葉植物の処分方法と処分前に試してみたい復活方法をご紹介します。
枯れた観葉植物の捨て方
まずは、本当に観葉植物が枯れてしまったのか見極めるところから始めましょう。
枯れた観葉植物、捨てる目安は?
枯れたと思っても実は休眠期だった、という可能性もあります。植物は冬など気温が低くなると休眠期に入り成長を止めることもあるからです。 休眠期か見分けるには2つの方法があります。
- 根の様子を見る 根がからからに乾いていたり黒ずんで悪臭を放っていたら枯れてしまった証拠です。休眠期の場合はみずみずしい根のままです。
- 枝の様子を見る 枝がぽきっと折れてしまったら枯れている証拠です。
1、2の両方を確認してみましょう!
観葉植物の処分方法
残念ですが、植物が枯れているとわかったら処分しましょう。 まずは、土、植物、鉢の3つに分けます。
小さいものはそのまま燃えるごみとして出せます。植物は大きいものは捨てられるサイズにカットしましょう。場合によっては粗大ごみとして捨てる必要があるので、自治体ごとのルールを確認してください。
観葉植物の鉢の処分方法
鉢は洗って別の観葉植物に使うこともできます。 不要な場合は、素材ごとに地域のごみ回収のルールに沿って捨てましょう。自治体によってはプラスチックを燃えるごみとして取り扱うところもあります。 プラスチック容器をリサイクルに出すときは、土などの汚れをしっかり落としてから回収してもらいましょう。
観葉植物の土の処分方法
処分の難しい土ですが、公園などに捨てると不法投棄となる場合があるので注意が必要です。場合によっては公園に捨てられることもありますので、お住まいの地区のルールを確認しましょう。
一度使った土は栄養がなくなっていることが多いので、他の植物の植え替えには適さないといわれています。お庭がある方はお庭に捨てるのも一つですが、ごみとして捨てる場合は燃えるごみか粗大ごみになると思いますので、こちらも自治体のルールに沿って捨てましょう。
観葉植物の捨て方に、風水的なNGはある?
風水的に運気アップのアイテムとされる観葉植物ですが、枯れたまま飾っていても効果があるのでしょうか?
風水的に枯れた観葉植物を捨てることで運気がアップ
枯れた植物をそのままにしておくことは、風水的にはよくないこととされています。枯れたものは悪い気を放つと考えられているので、枯れてしまったら残念ながらすぐに処分したほうがよさそうです。
日当たりや水やりなどが原因で枯れてしまったのかもしれませんが、飾っていた場所の悪い気を浄化してくれた、という風に思うと少し気持ちが楽になりますね。 これまでがんばってくれた感謝を込めて処分しましょう。
枯れた観葉植物は復活できる?捨てる前に試してみたいこと
諦めて観葉植物を処分する前にぜひ試してほしいことがあります。観葉植物を復活できるかもしれませんので、ぜひチャレンジしてみてください!
根腐れした根の植え替えする
根腐れした根は黒くなっていますので、すぐに見分けがつきます。根腐れが原因で枯れてしまったときは、腐った部分を切り落として植え替えすることで復活する可能性があります。生命力が強い植物ほど復活しやすいです。
直射日光があたらない場所へ移動する
観葉植物は直射日光が苦手なものも多く、当たりすぎて葉が枯れてしまったり葉焼けを起こしてしまう場合があります。 こうした場合は、観葉植物を飾る場所を日が当たらないところに変えてみましょう。場所を変えるときには葉焼けを起こした葉を落とします。根が元気であれば、しばらくすると新しい芽が出てくることがあります。
少しでも元気な部分を挿し木・葉挿しする
まだ元気な部分が残っているようでしたら、挿し木や葉挿しをして楽しみましょう。枯れたときだけでなく、株を増やしていくときにも使われる方法です。 挿し木は土にする場合と、水で育てていく場合の両方があります。根元から新たな根が生えて、新たな株になります。 葉挿しは多肉植物などで行うことができます。土を敷いた容器に、切り取った葉を載せて根が生えるのを待ちます。使う葉はできるだけ緑の濃い、元気な葉を選びましょう。
まとめ
枯れてしまうのは悲しいことですが、観葉植物も生き物ですのでいつかは枯れてしまう運命にあります。できるだけ長く楽しめるよう、毎日のお手入れの際に何か悪いところはないかチェックしましょう。
残念ながら枯れてしまった場合は、これまで楽しませてくれた感謝の気持ちを込めながら、地域ごとのルールに沿って廃棄しましょう。枯れた観葉植物をそのまま飾っておくことは見栄えもよくないですし、風水的にも悪い気を発するとされているのでよくありません。
捨てる前に、最後にご紹介した復活できるかもしれない方法をぜひ試してみてくださいね。